週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/25
2013/6/18更新

松山と比嘉。
男女ともルーキーがツアーの"顔"に

 今季国内ツアーは男女ともルーキーが"顔"になりつつある。松山英樹と比嘉真美子だ。とくに松山はこのペースでシーズンを終えると、勝利数や賞金額でルーキー記録どころか、ツアー記録を塗り替えそうな勢い。一方の比嘉も地元の大先輩、宮里藍のルーキーイヤーを上回る好成績の可能性も出てきた。




 松山は今季5戦2勝、獲得賞金は1試合平均にすれば1478万円余り。このままのペースで残る18試合プレーすると、シーズン9勝、年間獲得賞金は3億4000万円以上に達する計算だ。

 これは1983年(年間46戦)中嶋常幸、同96年(同36戦)ジャンボ尾崎の年間8勝のツアー記録を更新するもの。獲得賞金額も2001年に伊澤利光が作った2億1793万円の記録をはるかに上回ることになる。

 そうなれば、もちろん"ルーキー賞金王"となるが、実現すればツアー史上初の快挙。過去は1981年の倉本昌弘の2位が最高位で、石川遼ですらルーキー年は5位(1勝、1億631万円)だった。  

 その松山の大活躍に刺激されているのが、アマチュア時代にナショナルチームで一緒にプレーした19歳の比嘉だ。現在の快進撃を周りから称賛されても「男子の松山くんがいますから」と控えめながら、成績は堂々たるもの。今季13戦戦って獲得賞金約3410万円、ランキング5位。10代選手の年間2勝は平瀬真由美、宮里藍、横峯さくらに続く4人目という快挙だ。今後の活躍次第では2004年の宮里藍ルーキーイヤー(5勝、1億2297万円、ランク2位)の更新も視野に入ってきた。

若い二人がどれだけ記録を塗り替えるか、今後に期待。


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