米女子ツアーはパク・インビがメジャー2連勝と韓国勢が相変わらず好調だが、日本ツアーで韓国勢の勢いがないことにお気づきか。
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J(ジョン)は首痛、A(アン)は“復調宣言”、L(イ)はスウィング改造中
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今季の女子ツアーは、森田理香子を中心に、比嘉真美子や堀奈津佳ら若手と「おばば会」の茂木宏美や表純子ら36歳以上のベテラン、さらに横峯さくらや佐伯三貴ら日本人トッププロが入れ替わりで主役を担っている。
昨年リゾートトラストを終えた時点で優勝者は13戦中6人が韓国勢だったが、今年は、昨年賞金王のジョン・ミジョンとキム・ナリのわずか2勝だけ。「JAL」トリオといわれたジョン・ミジョン(J)、アン・ソンジュ(A)、イ・チヒ(L)らに何かあったのか。
サントリーレディスで初日2位に立ったアンは「手首や足首のケガの影響もありますが、テーピングで痛みはありませんでした。それ以上に、胃が悪くなっていたんです。病院で検査したら、逆流性食道炎と診断されました。ストレスではなく、食べ物が合わなかったようで……。辛いモノなどの刺激物はもちろん、オレンジやリンゴも禁じられているほど。キムチはどうしても食べてしまいますけど(笑)。6週間、食事制限をしました」という。ただ、3週間休んで胃の調子はだいぶよくなったようだ。
ツアー2戦目で勝った昨年の賞金女王ミジョンは、リゾートトラストを首痛で棄権。「首と肩にかけて痛くて、どうしようもなかった」と調子が上がらない様子。
イ・チヒについては「春先に肩を痛めて、ケガをしないスウィング改造に取り組んでいるから」とコーチは話す。それぞれ事情は違うが、多くの韓国人プロのマネジメントを行うキム・エイスク氏の意見はこうだ。
「ミジョンもソンジュもメジャーに挑戦しなくなりました。米ツアーで活躍する韓国人を日本の韓国人選手が倒しに行ってほしいのですが……。世界にチャレンジする精神を失うと、たとえ日本においても、挑戦する気持ちが続かない。それが今年の結果に表れているのでは」(キム氏)
日本人選手の活躍を期待しているファンにとっては、この状況はありがたいが、単に嵐の前の静けさか。それとも日本人選手のレベルアップの表れか。
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