国内女子ツアーで、ブランド別使用率トップが続いているウェッジがある。ボーケイと並んで定番のウェッジ、クリーブランドだ。
賞金女王争いを独走する森田理香子をはじめ、横峯さくら、木戸愛など有力選手が多く使用し、開幕戦から15週連続で使用率1位(ダレルサーベイ調べ)となっている。
男子でも契約外選手ながら松山英樹が愛用。海外でも、ビジェイ・シンなどが使用しており、米国発ウェッジの代表格だ(現在はダンロップが買収)。
クリーブランドウェッジの歴史は古く、1979年に発売された初代モデルから数え、最新モデルの「588・RTX」はなんと17代目に当たる。松山は「CG17」、横峯は「CG?F2」、森田は09年モデルの「588 ジップグルーブ」を使用。プロの好みに合ったモデルを複数そろえているのが、高いツアー使用率の要因になっているようだ。森田は「トンと置いたときの座りがいい。スピンもよくかかります」、木戸は「顔と座りがいい。ピンをデッドに狙うイメージがわきます」とコメント。
店頭での売れゆきでも、ボーケイ、フォーティーンと並んでクリーブランドは3強の一角を占める。「CB16や588・RTX CBなど、キャビティ形状になったやさしいモデルを中心に人気を集めています」とは、都内の大型店店長。プロの活躍を追い風に、さらに一般ゴルファーの支持を集められるか注目されるところだ。
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