23歳の薗田峻輔がセガサミーで20アンダーをマークし、ツアー2勝目。優勝から約3年も遠ざかり、2月に左ひざの手術をしたばかりでの快挙。早速喜びの声を聞いた。
── 3年ぶりの優勝おめでとうございます。感想は。
薗田 素直にうれしいというのが率直なところです。ちょっと"肩の荷が下りた"ような……。
── 3日目のコースレコード「61」は「出そうだ」という、予感めいたものはありましたか?
薗田 それが全然なかったんです。ゾーン? そういうのともまた違うと思うんだけど、やることなすことうまくいった。目の前の1打に集中できたんです。僕の場合"ゾーン"と、気にしだすと流れが止まっちゃうことがあるんだけど、それもなかった。ジュニア時代も含め、人生で初めてのことでした。
── 開幕6戦を欠場し、その後も予選落ち。アドバイスなど、何かきっかけがありました?
薗田 原口鉄也さんからは、「よいときはもっと左に振り抜いていたよ」と、いわれていて、「そうかな」と思っていたんです。それが"効いてきた"というのはあるかな。
── だいぶ体をしぼっているように見えますが。トレーニングの効果?
薗田 いやあ、体重自体はそんなに変わってないんですよ。リハビリもやりましたし、トレーニングに力を入れてるというのは確かにあるんですけど、ウェートなどの筋トレは高校時代からやっていることなので……。
── 前の試合で、ほかのプロから「そんなに飛んでたっけ?」といわれるほど、ショットがいいようですね。
薗田 ボクのゴルフはショットとパットどっちも大事。そのふたつのバランスが僕のゴルフです。
── 今季は、後輩の石川遼選手が米ツアーに本格参戦しました。"先を越された"というような気持ちはありませんか。
薗田 それは、ぜんっぜんないです。海外志向というか、将来的には海外の試合も出てみたいという気持ちはあるんですが、いま具体的にどうのというのはないです。でも、憧れている大会は全米オープン。すごく難しい大会というイメージがあるので、逆に挑戦してみたいと思いますね。
── 今後の目標を教えてください。
薗田 久しぶりに優勝できたので、残り試合で複数優勝を目指します。
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