週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/30
2013/7/23更新

松山のプレーに水入り?
試合中10番ティで声かけられ……

 小誌編集部に読者からの指摘が。「セガサミーカップで松山英樹のプレーに水が差されていた」というのだ。これはいかに?




 話の内容はこうだ。「セガサミーカップ最終日、松山英樹が10番ティグラウンドに上がった際、主催者に大声で呼び止められ、大会名誉会長の長嶋茂雄氏に引き会わされたんです」松山はこれに応じて笑顔で握手を交わしたのだが……。

「まだ試合中に、ですよ。これで松山はリズムが狂ったのでは」と、現場を見ていたギャラリーの1人とおぼしき電話の主。

 確かにこれが事実ならマナー違反に当たるだろう。

 ゴルフマナー研究家の鈴木康之氏は「トーナメント自体を盛り上げるのが主催者の第一義でしょう。残念ながら、それに水を差したとしか思えません。これは推測ですが、主催者側が長嶋茂雄氏を前面に押し出そうと思わず先走ってしまったのでは……。しかし、本来は試合内容で盛り上がってこそのプロトーナメント。この行為は本末転倒ではないでしょうか」と苦言を呈する。

 松山はその10番をボギーとし、後半はパープレー。優勝の薗田峻輔に4打及ばずの4位タイ。前半は6アンダーと猛追をかけていたことを考えると、やはり惜しい気がするが……。

 これについて試合を運営したJGTO(日本ゴルフツアー機構)は「確かによくないこと。進行に問題があればとめることもあるのですが……」と歯切れが悪く、苦慮している様子。

 もしかしたら、主催者側は松山を励ますため良かれと思って声をかけたのかもしれないが、数字の上では皮肉な結果になってしまった。


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