週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/30
2013/7/23更新

日本初Vヤング・キム
自信はキャップに表れていた?

 日医工を制したヤング・キム。日本参戦4年目の快挙は、韓国でも「韓・米・日ツアーを制した6番目の韓国人」と報じられた。




 98年のプロデビュー後、翌年の韓国女子オープンを含め韓国女子ツアーで3勝。07年には米女子ツアー優勝の経験もあり、ク・オッキ、シン・ジエらに続く3ツアー制覇の達成者となったわけだ。

 ヤング・キムといえば、チューリップハットがトレードマーク。「紫外線対策だ」と笑うが、深くかぶるのはもうひとつ理由がある。「ラウンド中にほかの選手たちと目線を合わせたくない」というのがそれ。平常心と集中力を保つための工夫なのだ。

 ただ、逆にその帽子がメンタルの弱さの象徴だとする声もあり、2010年の日本本格参戦以降、準優勝3回、3位3回と優勝に手が届かなかったのも「胆力(気力)不足」と指摘された。

 もっとも、日医工では弱点を覗かせることもなく初日から首位をキープする完全優勝。「雨だったから」という理由で最終日はいつもと異なるキャップをかぶっていたのも"覚悟"の表れだったのかも。また、マルマンの契約選手としては2006年の福嶋晃子以来の優勝。ドライバーだけでなくアイアンまで市販スペックのクラブを使用しており、メーカー側は「マジェスティはシニア向けのイ メージが強いですが、"叩ける"モデルだとわかっていただけたのでは」(マルマン広報・桑木野洋二氏)と、"ヤング効果"を喜んでいる。


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