松山英樹、藤田寛之、井戸木鴻樹も出場する全米プロ(8月8日?)のプロモーションの一環として、主催のPGAがネット利用によるユニークな試みを実施している。最終日の15番ホール(パー3)のピンポジションをファンの人気投票で決めようというのだ。
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ニクラス発案
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「ピックザホールロケーションチャレンジ」と題されたこの企画は、もともとジャック・ニクラスの発案。彼が設定した4つのピンポジのなかから、プレッシャーのかかる最終日の終盤にふさわしいと思うカップ位置を選び、最終日の前日10日までにPGAのホームページの専用サイトから投票するもの。
ファンとの距離を縮めると同時に、ファンにはピンの位置がコース戦略にどのような影響を与えるかを知ってもらい、大会により関心を持ってもらう狙いだ。
同サイトには、各ピンポジに関する戦略やリスク等を、ニクラス自身が解説する動画が用意されている。
「ファンがゲーム展開のキーを直接握ることになるのだから、ホール戦略について多くのことを学べるだろう。エキサイティングで実戦的な戦略を学ぶ機会を提供できることは、私としても大変にうれしい」とニクラスは語っている。
この試みについて日本プロを主催する日本プロゴルフ協会は、「ファンの意見を取り入れようとする新しい試みなので、実際にどれほどの反響や効果があるのか、関心をもって見ていますし、参考になるようなことがあればと思っています」という。
日本ツアーにもいい刺激になることを期待したい。
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