"灼熱列島"の様相を呈する今年の暑さ。連日40度超えが報道される地域のゴルフ場も対策に苦慮しているようだ。
まず山梨・甲府盆地に近い境川CCは暑さによる入場客減と渇水による芝生の傷みで悲鳴を上げる。「この暑さには参りました。お客さまは例年の半分ですし、異常渇水で芝生は真っ黒。湧水でまかなってきた飲料水も町から買っている状態で、踏んだり蹴ったりです」(鶴田久支配人)。
埼玉県の熊谷GCでは、この夏ついに熱中症で救急搬送されたプレーヤーが出てしまった。「皆さん事前に対策してこられるので、乗用カートを導入した昨年はゼロだったのですが、今年はお1人救急搬送されました」(岡田正一支配人)むろんコース側でも氷のサービスやUV日傘の貸し出しに加え、ふだんは8時スタートを希望者には7時スタートにして暑さ対策をしているほか、8月は通常料金より3000円引きの"猛暑割引"を実施中だ。
さらに8月13日に41度を記録し、"暑さ日本一"と注目を集めた高知・四万十市の四万十CCも入場者数は例年の7割程度。「ただ、そのぶん涼しい時間帯にという、早朝プレーのお客さまが若干増えています」(岡村利七支配人)。「雨乞いしたい心境」(鶴田支配人)はいずこも同じ。早く涼しい秋風が立つことを祈らずにはいられない。
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