テーラーメイドは、新しい弾道調整機能を備えた「SLDR」ドライバーを発表。日本では9月16日発売だが、すでに米ツアーに投入されている。このタイミングには今年ならではの理由があるようだ。
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全米OP覇者ジャスティン・ローズも全米プロで使用
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SLDRの特徴は、ソール部分に配置された「SLDRウエイト」と呼ぶ重心可変機能だ。18グラムのウェート(USモデルは20グラム)を、トウとヒールの間でスライドさせることで重心位置を変化させ、弾道を調整する仕組みだ。
テーラーメイドは今年、すでに「R1」と「ロケットボールズ2」ドライバーを投入しており、早くも3作目。例年にないサイクルの早さといえる。背景には米国男子ツアーの大幅なスケジュール変更の影響がありそうだ。これまで1月に開幕していたツアーが、今年から10月開幕と大幅に早くなったのだ。例年なら、年内のシーズンオフに新製品のテストを行い、1月からのツアー開幕に備えるというのが契約プロのパターン。開幕が10月になったことで、新製品のテストを行う期間は極めて限られてしまうため前倒ししたというのが本音のようだ。
テーラーメイドのほかにもミズノから「MP-4」「MP-54」、タイトリストからは「714MB」「714CB」など新アイアンが発売予定。アダムスゴルフもリニューアルした「タイトライズ」FWをすでにツアー投入している。
来年、日本ツアーの実質的な開幕は4月下旬。米ツアーと7カ月もの間隔が空いてしまうため、今後、日本での発売時期に様々な影響が生じそうだ。
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