横峯さくらがNEC軽井沢72で予選落ちし、連続予選通過記録は101でストップ。さくらのスコアは1アンダーだったのだが、カットラインに1打及ばず。カットラインが2アンダーの試合は、今年これで3試合目なのだ。
これに対して「セッティングがやさしすぎるのでは?」とする向きもあるのだが、LPGAの小林浩美会長はこう解説する。
「今年は、メジャーや五輪など世界の舞台で優勝できる選手を育てるため、セッティングを難しくしたりバーディ合戦になるようにしたり、さまざまな舞台で戦えるようにしています」。これには小林会長の経験が大きく反映されているという。
90年から米ツアーで戦った小林会長だが、当時、日本ツアーの予選カットラインはオーバーパーが当たり前。だが、その頃から米ツアーではバーディ合戦で決着がつく試合が多くあった。一方でメジャーでは、優勝スコアがオーバーパーになることもある。そんな状況が強い選手を育ててきたのだ。
そこで小林会長は、そういった環境を日本でも作ろうと試みているという。「どんなセッティングでも驚くことなく戦える対応力、プレーの幅を広げることが必要なんです」。これに選手たちがしっかりついてきているというのが小林見解。セッティングがやさしすぎるのではという意見には「軽井沢の試合に関しては、ほとんど去年と変えていません」。もちろん天候の違いもあるが、去年は1オーバーがカットラインだったから、"レベルが上がった"ともいえる。"メジャー王者育成計画"は、今のところ順調なのかも?
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