週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 9/17
2013/9/10更新

崩れ落ちるタイガー。
その時何が起こったのか

 年間王者決定戦であるプレーオフシリーズ初戦、タイガーに異変が起きた。ひざまづいて、がっくりとうなだれる様子に驚いた人も多いだろうが、果たしてタイガーになにがあったのか。

 ザ・バークレイズ最終日、バック9に差しかかった直後のこと。首位に1打差まで迫り、追撃態勢に入ろうとしたタイガー。何としてもバーディがほしい13番パー5でセカンドショットを打ち終わった瞬間、ひざから崩れ落ち、地面に這いつくばったのだ。

 打球は目標を40ヤードも左に逸れ池へ。そのホールをボギーとしたタイガーは1打差でアダム・スコットに優勝を譲った。

 「12番までは問題なかったんだ。さぁ、ここからエンジンをかけていくぞと気合は十分だった」(タイガー)

 それなのに、地面に倒れ込むほどの腰痛に見舞われるとは……。じつは大会前「ホテルのベッドと枕が少し軟らかすぎた」と、寝違えと腰痛を訴えており、初日からティやボールを拾い上げるときにしきりに腰をかばう仕草を見せていたのだ。その抱えていた"爆弾"が遂に最終日の13番で爆発。「突如劇的な痛み」に襲われたということらしい。

 ザ・バークレイズでタイガーが腰痛を訴えたのは今回が初めてではない。2009年にも「ホテルのベッドが軟らかすぎた」と腰に張りを感じ、今回同様2位 タイに甘んじている。

「家のベッドなら問題ないが、われわれプロゴルファーは旅とホテル住まいが日常だからね」と語るタイガーに、ひとりの記者が 「専用のマットレスを取り寄せれば」とアドバイスしたが「毎週そんなことができると思う?」と苦笑い。

 タイガーも年末には38歳。"勤続疲労"に悩まされるお年頃ということか……?


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