週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/17
2013/9/10更新

逆に不吉?五輪招致
東京がただいま1番人気

 開催都市が東京になれば、霞ヶ関CCでゴルフ競技が実施される2020年夏のオリンピック。その行方は日本時間の7日深夜、アルゼンチンでの国際オリンピック委員会(IOC)総会で決定する。

 ゴルフ関係者も固唾を飲んで見守ることになる開催都市決定の瞬間だが、東京はマドリッド(スペイン)、イスタンブール(トルコ)と接戦を展開している。

 東京に対するIOC委員の評価は全般に高いと伝えられている。それを反映し、イギリスのブックメーカー(賭け屋)の倍率は東 の1.62倍に対し、イスタンブールは4.33倍、マドリッドは5倍で、圧倒的に東京の"決定"が予想されている。

 しかし、実際に決めるのは104人のIOC委員で、さまざまな思惑もからみ合う。例えば、マドリッドは当初、スペインの経済危機がマイナスに働くと見られていたが、直前には欧州の関係者から「五輪開催でスペイン経済を回復させることが欧州全体の利益になる」という声にもつながっている。

 前回の招致レースでは、ブックメーカーの賭け率で1.72倍の圧倒的な人気を得ていたシカゴ(このとき東京は8倍)が最初の投票で落選。この世界には「一番人気は落選する」という悪いジンクスがあるそうだ。つまり、いくら優位が伝えられても、「フタを開けてみなければ分からない」というのが本当のところなのだ。

運命の瞬間は間もなくだ。


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