女子のステップアップツアー第5戦、ごうぎんDuoカードレディースで、6人が誤所からのプレーによる過少申告で失格となった。いったいなにが起こったのだろう。
イケダチヒロ、米澤有、西麻里、森岡紋加、植田希美子のプロ5人と、アマチュアの鈴木花奈は全員、同じ理由での失格。目的外のグリーン(サブグリーン)に乗ったボールを、ゼネラルルール通り、グリーンの外にドロップしてプレーしてしまい、そのままホールアウトしてしまったのだ。
選手にはツアーのシーズン始めに、ローカルルールの冊子が配布されており『予備グリーン(サブグリーン)はスルーザグリーンとする』と、書かれている。ローカルルールとはいえ、これはLPGA全選手に共通するルール。いわば常識だ。しかし、6人はこれを忘れてプレーしてしまった。
というのも、近年は1グリーンのコースが増え、ステップアップでも2グリーンだったのはこれが2試合目。初戦は、事前のミーティングでローカルルールについて注意があった。また、プロテストなどでも同様の張り紙があるケースもある。だが、2グリーン2試合目となれば、当然ながらそこまで"過保護"にはされていない。
もちろん、慣れていないからといって、プロの試合に出るものとしては恥ずかしい失態であるのは言うまでもない。失格したうちのひとりで、プロ2年目の米澤は「(ローカルルールを)ちゃんと見ていなかった。バカだな、と思います。情けない」と反省しきり
ケアレスミスで少ないチャンスをつぶしてしまった選手たち。同じミスを犯さないようにして、巻き返してほしい。
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