週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/15

2013/10/8更新

さくらが今季２勝目。
勝因は「緊張を受け入れる」メンタル術

　マンシングウェアレディースで今季２勝目の横峯さくらは、勝因のひとつに専属メンタルトレーナーの存在をあげた。そのメンタルトレーニングの内容とは？

メンタル整いました！

　メンタルトレーナーの名前は森川陽太郎。東京生まれ、高校でサッカー部。卒業後、スペインやイタリアでプレー。帰国後、その経験を生かし独学で「ＯＫラインメソッド」を創案。サッカーなでしこ１部のチームや東大サッカー部などでメンタルサポートしている。さくらとは今季１勝目のサイバーエージェントの前に接触。８月から専属となったのだから、さくらはそのメンタルサポートがよほど気に入ったらしい。

「ポジティブなことはよくいわれますが、通りいっぺんではダメ。自分としっかり向き合うことで、自分のことが理解できる。そうして初めて本当のポジティブシンキングができます」（横峯）

　もう少し具体的に森川に説明してもらおう。

「たとえば緊張したとすると、その緊張をまるごと自分が受け入れることです。緊張することで自分が硬くなったりすることを否定せず、肯定するわけです。よくいわれる緊張を楽しむというのは、緊張を＂悪＂ととらえているからで、それでは自己肯定にはなりません。マンシングの最終日前日も、１打の優勝争いするときの情動（緊張も含め）をシミュレーションしました。ただし＂技術＂のことは門外漢なので、さくらさんまかせです」

　日本の女子プロも欧米の一流選手と同じく、＂チーム＂で勝利を勝ち取るという時代なのだろう。