パナソニックオープンで鮮やかな逆転劇を見せてツアー史上5番目の年少優勝(20歳3カ月4日)を遂げた川村昌弘。彼の趣味〝コースグルメ〟とは?
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コースの解説本は夢を叶える参考図書
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コースの写真や仔細な設計を見て楽しむコースグルメ。小学校高学年からはじめ、本格的に目覚めたのは、中学2年の海外遠征のとき。エビアンマスターズジュニアカップ出場のためフランスへ行き、現女子メジャーのエビアン選手権が開かれるコースを体感。「とにかく景色が素晴らしかった」と魅了された。それから、世界各国のコースを紹介する本や写真集を見ては、そこでプレーする自身の姿を重ね合わせているという。
そんな川村のイチ押しコースは、ナショナルチームのメンバーとして行ったオーストラリアのロイヤルメルボルンGC。2番目は同じくビクトリアGC。どちらも名設計家アリスター・マッケンジーの作品だ。
「日本では?」と訊ねると、「順番はつけられませんけど」と前置きし、「箱根CC、古賀GC、鳴尾GC、愛知CC、南山CCが好きですね」。もちろんパナソニックで優勝した茨木CCの名前も挙がった。「(井上誠一設計の)西コースも好きですけど、(D・フード設計の)東コースも回ってみたい。東のほうが古いんですよね」とさらりと知識を披露。井上誠一や赤星四郎といった名匠の作がお気に入りのようで、小社発刊のコース本を贈呈すると、「この本(『いつか、ここで。井上誠一のゴルフコース』)は持ってますよ」と笑った。
「欧州ツアーに出られるようになったら、スイスでの試合があったら絶対出たい」と川村の夢は膨らむ。究極の夢は聖地セントアンドリュースでの優勝だ。
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