パー4でダブルスコア以上の大叩き。我ら100叩きのアマチュアゴルファーならともかく、ツアープロでは滅多にないことが同じホールで立て続けに起きた。
コカ・コーラ東海クラシック、舞台となった三好CC西C4番(425ヤード)で"やっちまった"のは今田竜二と小平智。まず3日目に今田が10を叩いた。かなり堪えたのか、ラウンド後はノーコメント。そして最終日には小平が、それを上回る11を打った(セカンドOB2発)。とくに小平は3日目まで3アンダー4位タイと絶好の位置につけていただけに、まさに"魔の4番"となったわけだが、いったいどんなホールなのか。
「ティグラウンドから見るとフェアウェイが空母の甲板のように見えることから"航空母艦"というネーミングが付いているんです。フェアウェイを外すと左右ともトラブルになり、特に左側は切り立った崖で樹木が密生しているから戻すだけでも苦労するんです」(三好CCの高橋英機支配人)。さらに、グリーンの奥行きがないので2打目の距離を残すとピンまで突っ込みにくい。「だから1Wで極力飛ばして2打目は短いクラブで上から落としたいという意識が働き、ドローで攻めたくなる。アマチュアでも上級者ほど罠にハマりやすいホールです」(同)。
三好CCといえば、過去何度も優勝争いを左右した16番の細長いパー3が名物だが、プロにしては思わぬところで足元を掬われたか。
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