国内女子ツアーは残り6試合。賞金女王レースは、独走状態だった森田理香子が夏場に失速し、2位以下が急接近している。6000万以上稼いでいる7選手の成績をもとに、覇権の行方を占ってみた。
森田と2位の横峯さくらとの差は2100万円余り。これは最終戦の1試合で逆転可能な差だ。実際、さくらは09年に最終戦で諸見里しのぶをうっちゃり、初のマネークイーンに輝いている。今季は平均パット数1位、平均ストローク2位など、どの成績も押し並べてよく、森田のライバル一番手に違いない。
3位の佐伯三貴は、予選落ちが2回と少なく、リカバリー率が2位と、粘り強さが光る。もう1勝できれば、4月の2連勝のような勢いでまくってくるかも!?
次の1勝という点で注目したいのが、高額賞金が出る今週開催のマスターズGCレディース。さくらが10年に優勝、昨年も2位と相性がいい。
伏兵は、10、11年連続賞金女王のアン・ソンジュだ。森田との差は5000万円以上あるが、平均ストロークは1位をはじめ、左に挙げた成績はどれもトップ10以内。2週連続優勝を過去3度も記録した爆発力を発揮できれば、逆転は十分可能だ。
追われる立場の森田も、以前の勢いを取り戻しつつある。ますます過熱する女の戦いから目が離せない。
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