週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 11/5
2013/10/29更新

トーシンでのバーディ合戦実は意図してのもの。
その伏線とは?

 トーシン・トーナメント、藤本佳則の優勝スコア(24アンダー)は史上2番目の最多アンダー。これは実は試合の"ポリシー"ゆえだった。

 これまでの最多アンダーは95年(三菱ギャラン)、B・ジョーブ、96年(日本シリーズ)、ジャンボ尾崎の26アンダー。  

 一般的にトーナメントのコースセッティングは、あまりにやさしいと試合の沽券に関わるため、やさしくはしないもの。だが、今回はあえてバーディ合戦を狙ったという。

 距離も短め(7008ヤード)で、普通ならパー4になるホールでもパー5に。また、グリーンの速さ12フィート、コンパクション(硬さ)23は決してやさしくないが、「ラフは5~7センチと短く設定。それにパー5の2オン狙いのセカンドも短いクラブで打てるのでボールが止まりました」(TOSHIN・GCの有村支配人)

 コースをやさしくした"伏線"はツアー第1戦(タイオープン)、第2戦(インドネシアPGA)にあった。

 「2戦とも24アンダー、19アンダーとバーディ合戦になり、そういう試合展開に慣れていない日本選手は戸惑っていた。もっと積 極的に攻める試合もあっていいという主催者側の賛同もあり、このような設定にしたのです」(JGTO広報・田中賢治氏)

 次の試合は先週の日本オープン。セッティングの違いも見どころのひとつになった!?


【関連記事】
2013/10/29  今週、日本オープン。見どころは〝いじめない"コースセッティング
2013/10/29 今田竜二、小平智がまさかの大叩き。三好の4番ってどんなホール?
2013/7/30 人生初!?やることなすことうまくいった。薗田峻輔のビッグスコアV

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト