国内最大メジャーにもかかわらず、日本オープン(茨城GC東C)は入場者総数が1万人割れ(予備日含む)。これは81年大会(日本ラインGC・岐阜)以来、32年ぶりの低水準。この原因は何だったのだろうか?
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※カッコ内の数字は決勝ラウンドの入場者数
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最大の原因はスター不在だろう。現時点の賞金王、松山英樹も、石川遼もいない。次に考えられるのは天候。大雨の影響で最終日が月曜に順延になったのも客足に大きく響いた。とはいえ、観戦しやすい名門コースでアクセスもいい。5月に同じ茨城GCの西Cで行われた女子のサロンパスカップは2万3274人が集まった。
テレビ中継はどうか。NHK総合の土曜の視聴率は3.8%、4.7%、2.4%で推移(ビデオリサーチ調べ。関東地区)。3~4%取れれば成功といえるので普通だったようだ。入場者減だけが突出したかに見える。
「ゴルフを知らない人でも松山、遼は見に来てくれる。実力者たちが難しいコースで最高のパフォーマンスを魅せれば、自ずと真のゴルフファンは集まるはずなんです」とは、ゴルフ解説者のタケ小山氏。「それにしても少ない。チケットの売り方も含めて今回の不入りを早急に分析しないと」と戸惑いを見せるのは、3オープントーナメントディレクターの戸張捷氏。
やはり松山、遼に続くスターを待つしかない?
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