国内女子ツアーに技のイーグル女王が誕生するかもしれない。シーズンも大詰めでイーグル数ランク1位にいるのが、台湾のテレサ・ルー(26歳)だ。
現在のイーグル数は10個。2位穴井詩(8個)、3位比嘉真美子(6個)、4位で並ぶ森田理香子、服部真夕(5個)ら、いずれも飛距離の長ける選手に差をつけている。
テレサ自身も平均飛距離が250ヤードと女子では飛ぶほうなのだが、実はテレサのイーグルは、10個のうち2個はパー4で奪ったチップイン。さらにパー5でもチップインが4個で、計6つのイーグルがグリーンの外から沈めたものだ。オフにはアプローチの練習に力を入れ、技を磨いたという成果が数字に表れている。ちなみに、10月の富士通レディースとマスターズGCレディースで奪った〝2週続けての1ラウンド2イーグル〟は、国内女子ツアー史上初の記録でもある。
昨季、ツアー新記録の11個を奪ったイーグル女王、森田は、飛距離を武器にパー5で10個のイーグルを量産した。圧倒的な強さを見せた今季の序盤戦では「今年もイーグル女王を
狙っています」と口にしていたが、テレサに後れを取っている。果たしてチップインのイーグル女王誕生なるか? ツアー記録の更新にも期待したい。
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