ゴルファーの永遠の夢である飛距離。その実現のため、〝あの手この手〟を尽くしたぶっ飛びドライバーが続々発売されている。
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驚きのデカヘッド「フェアライン500」
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90年代末期に流行した48インチ近い超長尺1W。その流行の先鞭をつけた名を冠したモデルが11月14日に発売される。フォーティーンの「ゲロンディーCT-214」だ。
初代「ゲロンディー」は、98年に発売。300㏄クラスのヘッドに48インチのビッグバットシャフトが装着されていた。同社は昨年、ルール限界近くまで長くした「CT-112」がヒットし、長尺化への機運も高まっていた。新「ゲロンディー」は47.75インチ。シャフトを長くすることでヘッドスピードを上げ、反発係数もルール限界に高めて飛ばし性能を追求した。
「ゲロンディー」はルール限界の性能を狙ったものだが、中堅メーカーや地方のメーカーには〝ルール違反も辞さない〟というモデルが増えている。
根強いファンのいるエスヤードでは、9月に「スターク ハイCOR」を発売。SLEルールが定めた反発係数0.830を大きく上回る0・875。まさにルールを超えた飛びを謳っている。北陸のメーカー・カムイからは、ヘッドに窒素ガスを充填することで反発力を高めたという「TP-07」が口コミで評判になっている。ガス入り自体はルール適合だ。
極めつけは、イオンスポーツの「フェアライン500」。その名のとおりヘッド体積が500㏄と完全にルール超え。反発係数も基準値オーバーで長さは47インチと、とにかく飛びを追求した1本だ。「非力な方がどこまで飛距離を伸ばせるかを追求し、長尺でも扱えるように超軽量で高反発の大型ヘッドを開発しました」(同社開発担当)
飛ばしのためなら何でもやる異能ドライバー。飛距離が落ちた年配層の福音になるか。
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