週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 12/3
2013/11/26更新

ミズノで初Vのテレサ・ルー
「 来年も大好きなニッポンで頑張る!」

 ミズノ・クラシックの最終日に64をマークして逆転で初優勝を遂げたテレサ・ルー。どんな選手?


笑顔がキュートなテレサ

 台湾出身の26歳。父の影響で11歳の時にクラブを握り、間もなく淡水GCで陳良渓(チャンリャンシー)の教えを乞い、今日に至っている。実はこの師匠、日本ツアーに台湾旋風を巻き起こした徐阿玉(トアギョク)の夫である陳碧宋(チャンピソン)氏の甥にあたる。

 そんな"血筋"もあり、テレサはアマチュア時代から活躍。18歳でプロ転向すると、まずは米ツアーでプレーした。だが、なかなか芽が出ず、09年には日本のQTを受験。翌10年は日米両ツアーをかけ持ちしたが、11年からは日本ツアーに腰を落ち着けている。2歳年下で同郷のヤニ・ツェンが世界ランク1位に輝く姿には「悔しかったけど、自分にもできるんだというモチベーションにした」という芯の強さを持っている。

 99年賞金女王で現在はテレビ解説を務める村口史子は「数年前に初めてアメリカで見たとき『安定した選手だなぁ』と思ったことを覚えています。しっかりと手を振るいいスウィングをしていて、ショットが安定している。だから日本では早く勝つかと思っていたら、ショートパットがイマイチで……。でもこの優勝が自信になって強くなる気がします」と分析した。

 テレサは日本語を話すだけでなく「かな」も読める。ミズノの優勝で再び米ツアーの挑戦権を得たわけだが、「日本が大好きなので、これからも日本で頑張ります」とのこと。はにかんだ笑顔はとてもチャーミング。ツアーの新たな人気者になるか。


【関連記事】
2013/11/19 テレサ、テンイーグルで新女王!? 歌の話じゃありません!
2013/7/30 日本初Vヤング・キム。自信はキャップに表れていた?
2013/4/9 ヤニが寝坊でプロアマ遅刻。本選出られず

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト