週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/10
2013/12/3更新

マレーシア経由が栄光への架け橋?
アジア圏で加速するゴルフのグローバル化

 マレーシアのプロゴルフ協会(PGAM)では来年から最多6試合のプロツアーを立ち上げることを発表。同ツアーは日本選手にも門戸を開く運びとなった。

 いま、アジアのプロゴルフ界が過熱している。これまではアジアンツアーとワンアジアツアーの勢力争いという単純な図式だったが、米ツアーがアジアンツアーと提携しCIMBクラシック(マレーシア)をツアー競技に組み入れたほか、来季から中国でPGAツアーチャイナを発足させることが決定。一方、アジアンツアーは欧州ツアーとも強い協力関係を結んでおり、グローバル化を推し進めている。

 そうした混沌とした状況の中、PGAMが来年から新ツアーを立ち上げる。規模は小さいが、最終戦の賞金総額は100万ドル。さらにツアー賞金王には翌年のCIMBクラシックの、7位までには欧州ツアーのマレーシアオープンの出場権が付与される。

 同ツアーには、日本プロゴルフ協会会員のプロであれば、PGAM日本支部(アジアジャパンプロゴルフ協会)を通じて申請するだけでPGAMの会員資格を得て出場できる(登録枠に制限あり)。また、プロ志望の希望者には年2回プロテストを実施し、合格す れば出場資格が得られる。

「マレーシアにはプロが200人程度しかおらず実力もまだまだ。競技レベルの底上げが目的ですが、日本人にとっても世界へ続く飛躍のチャンスとなるはずです」(日本支部の田島俊信氏)

 今年の日本オープン覇者の小林正則をはじめ、塚田好宣や平塚哲二らアジアで経験を積み強くなったプロは多い。これからの若者は、海外経験が強さの証となる!?


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