週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/17

2013/12/10更新

ＦＷ市場に異変アリ！
女性向けモデルが大躍進したワケ

　４～９月のあいだ不動だったフェアウェイウッド（ＦＷ）の月別売上トップ３にこの10月、ついに変化が起きた。食い込んだのは、なんとレディスのクラブだった。

　〝３００ヤードスプーン〟で話題となったキャロウェイ「Ｘホット」、大ヒットモデルの後継のテーラーメイド「ＲＢＺステージ２」、そして定番のダンロップスポーツ「ゼクシオ７」の３モデルが、半年にわたり売り上げトップ３を占めていた。これらに割って入って２位となった女性用クラブとは「ゼクシオ７レディス」。

　このモデルが急に売れた理由は、「ゼクシオ８」のＦＷが発売されるのに伴う値下げが10月から始まったから。店頭では現在４割引き程度になっており、かなりお得感がある。

　市場調査会社によれば「男性物も含めた売り上げランキングで上位にくるレディスクラブはゼクシオ以外はほぼない」（ＧｆＫジャパン広報）という。実は、値下げがなくてもアイアンセットのランキングで上位をキープするなど、「ゼクシオ」人気は男性以上に際立っている。

　本誌連載「ゴルフギア探検隊」でおなじみの児山和弘氏によれば、「女性ゴルファーは男性と違い、上達志向でもクラブに関心がわかないことが少なくありません。そもそもラインナップが少なく選択肢が限られているため、とりあえずゼクシオという女性が非常に多いのです」とのこと。ブランドへの信頼感が男性以上に顕著なため、大幅値下げに敏感に反応したわけだ。

　12月７日には「ゼクシオ８」が発売される。お得な「７」とともにクリスマス商戦の主役となりそうだ。