賞金女王に輝いた森田理香子。今年の活躍は目覚ましかったが、昨年はまだまだ1人のプロにすぎなかった。そこで、あらためて森田のプロフィールを調べた。
90年1月に京都で生まれた森田。祖父がゴルフ練習場を経営していた関係で、8歳からゴルフを始める。同じ練習場に通っていた永井奈都(当時中学生)がプロを目指していることもあり、自分もなりたいと思うように。そして永井の父に教えを乞う。
京都学園中時代には小社主催のゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップに出場。1年から順に15位、6位、2位で、勝ったのは原江里菜、金田久美子、竹村真琴だった。
プロについて本格的に習いたいと思っていた中学の終わり、練習場に立ち寄った足立香澄と出会い、弟子入り。05年に京都学園高に進み、関西高校ゴルフ選手権(連覇)、関西ジュニア、関西女子アマ、国体などのタイトルを獲得する。06年からは同高の1年先輩である櫻井有希とともにJGAナショナルチーム入りし、07年には世界ジュニア2位。ツアーでも日本女子オープンなど5試合でローアマチュアに輝いた。
同高を卒業した08年のプロテストで6位合格。翌年、現在の師匠である岡本綾子の門下生となる。
ルーキーイヤーに出場したツアー3試合はすべて予選落ちも、年末のファイナルQTで35位に入り、09年の出場権を獲得。3000万円余りを稼ぎ、本格参戦1年目でシード権を獲得する。
ツアー初勝利は翌10 年の樋口久子IDC大塚家具。3打差の13位タイでスタートした最終日、ツアー記録タイとなる11バーディを決めて大逆転を果たした。11年は未勝利に終わるも、イーグル数を除く部門別ランクはすべて数値、順位ともに上昇。順調な成長ぶ
りを感じさせる1年だった。
そして昨年、ミヤギテレビ杯で通算2勝目を飾る。ツアー屈指の270ヤードドライブを武器に、シーズン最多記録の11イーグルを奪い、賞金ランク7位入り。森田の注目度は飛躍的に高まった。
ザ・順風満帆とでもいうべき森田のゴルフ人生だが、右肩上がりの勢いはまだまだ止まりそうにない。
【関連記事】
2013/11/5 残り6試合。賞金女王は森田か、さくらかはたまた!?
2013/6/18 森田の2勝を支えた綾子、梅ちゃん2つのチカラ
2013/4/2 「忘れるな!考えろ!」開幕女王森田を育てたアヤコの教えはアマにも効く?
|