週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/24
2013/12/17更新

「姉の結婚式で欠場」はNG
さくらが認められなかった?正当な理由って一体?

 横峯さくらが今週末の3ツアーズを欠場する。LPGAの規定にのっとり罰金100万円が科されたが、欠場理由は「姉の結婚式」なのだが……。




 女子、男子レギュラー、男子シニアの3ツアーの代表6人ずつが激突する同大会は、それぞれ賞金ランク上位と推薦選手でチームを構成。今回、LPGAは11月3日までのランク3位までに出場義務があったが、その7日前のマスターズGC優勝で2位に急浮上した横峯は、姉の結婚式が試合当日と重なったため出場辞退を申し出た。しかし、18日に審議が行われたものの、正当な理由と認められず罰金が決定した。

「日程発表の時からわかっていることですし、開幕前にも説明しています。ケガ、病気以外は審議。冠婚葬祭といっても、突発的な葬儀と、事前に日程のわかっている結婚式では違うものですから」と、LPGA広報は説明。そうはいっても、姉の結婚式の日取りを妹の都合で決められるかというと、それは現実的ではないと思うが……。

 米ツアーでは7月のカナディアンオープンで、単独首位に立っていたハンター・メイハンが第一子を身ごもる妻の陣痛の知らせを聞くなり、すぐさま棄権し妻の元へ飛んだということがあった。出産と結婚式を単純に比較はできないが、そこにはお金以上に大切な〝家族を思う気持ち〟が共通していることはいうまでもないだろう。仮に姉の結婚式を休んでまで出場する横峯をファンが喜ぶだろうか? 「冷たい」とバッシングを受ける可能性だってある。

 不思議なことに、他の2団体には欠場の罰則規定はない。実はLPGAの罰金規定は、過去に日韓戦などで上位陣の欠場が相次ぐ事態があり、防止のためにできたもの。要するに選手たちが自分で自分の首を絞めたツケでもあった。

そんな経緯があったとはいえ、LPGAに柔軟な選択肢があってもよかったのでは?


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