8月19日付けの五輪ランキングで日本女子のトップ(21位)に立っている横峯さくらが、高校1年(明徳義塾)以来の故障に見舞われた。101試合の連続予選通過記録を持ち、毎年のように国内外合わせて30試合以上こなしてきたタフネス。棄権はプロ入り以降4回目だが、ケガが理由のものは初めてだけに、症状が気になるところだ。
右肩が痛くて、トップまで上がらない
さくらはNEC軽井沢2日目スタート前に棄権を告げた。理由は「右肩痛」。
「トップまで右肩を上げようと思えば上げられるが、痛みと違和感があり、クラブがスムーズに上がらないから」
今年は、海外メジャーに積極的に参戦し、全米女子オープンでは7位と活躍。日本女子プロ選手権と同週(9月11~14日)に開催されるメジャー5戦目のエビアンマスターズも目標に据えていた。
エビアンに出場して活躍したいという想いが強く、無理をしないために、NEC翌週のCATレディースも出場を見合わせた。今週のニトリもエントリーしているが、欠場となる可能性もある。
高校1年のときに左足を骨折し、椅子に座ってボールを打つことしかできず。だがこれが結果として、さくらのスウィングの土台を作る「椅子打ち」練習を生んだ。ケガの功名とはまさにこのことだ。
「リハビリ中」に、右肩の痛みを克服するために、またも新練習法が誕生?第二の「功名」となってメジャーで好結果を出してくれることを祈りたい。
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