国内ツアーは、男子が小田孔明、女子はイ・ボミが賞金王レースのトップを走っているが、この2人には共通点がある。両者ともホンマのクラブで、しかも全番手ともほとんど同じモデルを使っているということだ。小田とイ、パワーはまったく違うのに同じモデルということは、アマにも使いやすい?
今季からHONMAの2人
2人が使っているのはホンマの「TW717」。ウッド、アイアンとも3機種あり、小田はアイアンはマッスルバックだがドライバーは中間のサイズの455だ。同社プロ担当によると、「430は小ぶりで安心感がいまひとつ、対して460は操作性がちょっと、ということで中間を選んでいます」とのこと。
一方イ・ボミがチョイスしたのは小型の430で、プロ担当者は「彼女はシャープに見えるのが好きなようです。ウッドにしてもアイアンにしても彼女がこだわるのは、ヘッドとシャフトとのマッチングで、ヴィザードTCが気に入っているし、アイアンにしても彼女は軽量スチールは使ったことがない」という。
小田にしてもウッドのシャフトはヴィザードTCだ。多くのプロがシャフトに関してはシャフト専門メーカーのモデルを使っているなかでは異例ともいえるが、それだけマッチングがいいということか。
「ヴィザードTCは弾き系のタイプで、やっぱりヘッドとシャフトをトータルで開発しているメーカーの利が生きている」というのは本誌連載でおなじみの児山和弘氏だ。
「小田プロもイ・ボミ プロも同じシリーズを使っていることからもわかるように、アマチュアでもスウィングに自信のある人なら問題なく使える。ただヘッドスピードからいえば40~43 m/s以上が目安です」
シーズン後半、2人がどこまで賞金王レースを突っ走るのか注目されるが、TW717に興味のある人は、まずは同社の直営店でフィッティングを受けてみるといいのでは。
「ドライバーからパターまでのトータルフィッティングによって、パフォーマンスを最大限引き出せる」(同社広報)のが売りだそうだ。
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