"スパイダーマン"ことカミロ・ビジェガスが、ウィンダム選手権で3年半ぶりに復活勝利を飾った。ところでスランプ脱出の鍵はスパイダーポーズの封印だった?
優勝カップを掲げる姿を記念に"自撮り"するほど復活優勝に大興奮だったビジェガス。
デビュー当時から地を這うようにしてラインを読むスタイルが評判になり人気を博し立て続けに3勝を挙げたが10年のホンダクラシックを最後に勝利から見離された。
不調の原因はズバリ、パット。賞金ランク148位とどん底に喘いだ12年でさえパーオン率は70%近く、部門別ランキングは4位。ところがパットが決まらず賞金シード圏外に。
そのとき彼は自問自答した。「あまりに完璧を求めすぎているのではないか」と。「スパイダーマンポーズもそう。芝目の1本まで読まないと気が済まなかったんだ。でもゴルフはアバウトなほうが良いこともある。スパイダーマンポーズを封印したわけじゃないけれど神経質になりすぎないよう回数を減らしたんだ」。
考え過ぎてスコアがまとまらず自信をなくして落ち込む。負のスパイラルに陥り「あんなに好きだったゴルフが嫌いになったこともある。でもいつかまた勝てると信じていた」
まちなみに最近はあまりしていないのにテレビ中継では以前のポーズが繰り返し放映されたビジェガス。一度ついたイメージはそう簡単には消えないものだ。
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