週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/16号
2014/9/8更新

3年ぶり優勝!
アメリカから日本に戻って桃子に起きた変化

 CATレディースで3年ぶりの勝利を挙げた上田桃子。故郷・熊本で行われたKKT杯バンテリンが転機になったことを明かした。

桃子、笑顔の復活優勝

── 復活のきっかけは?

上田 今年の4月、熊本で予選落ちしてからですね。いちばん頑張りたい試合で予選落ちしたので、あそこで気持ちを切り替えて、今年は捨てようと思って。勝つとか1番になるとかよりも、大事なのは自分を固めることだなっていう気持ちに切り替えたので、そこからプロセスを大事にゴルフができるようになって、自信が戻ってきました。

── それから取り組んだことは?

上田 基本を大事にしようと思ったんです。自分の基本が何かなって考えたときに、腰から下のインパクトゾーンを長くすること、極力レベルに振ることだったので、スウィングにこだわらず、腰から下のインパクトゾーンだけの練習をずっとしてました。8月になってからはスタート前の練習で、バランスボールに座ってハーフスウィングを10球打つようにしています。

── 日本ツアーに戻ってゴルフスタイルは変わった?

上田 泥臭く攻めることだと思います。海外に行ってからは、米ツアーの選手ってスコアを作るのがすごく上手なので、バーディ獲らなくちゃいけない、こういうゴルフをしてたら勝てないとか、距離感をもっとコントロールしなくちゃ、というところに意識がいって、理想ばかりを求めてたので、本来の自分の泥臭いゴルフはできてなかった。
ラウンド中もいつもスウィングのことに頭を費やしてたので、最終日はそれだけは避けたいなと思っていて。いいスウィングをしようなんて1回も思ってなかったですし、集中力がいちばん大事だなと思ったので、そこはいちばん意識していましたね。

── これからのゴルフ人生の目標は?

上田 年間最多優勝をできるようにというのはずっと頭の中にあって。歳を重ねていくごとに不動(裕理)さんのすごさをすごく感じてて、不動さんの年間10勝が今までいちばんなので、自分も目標にして、残りのゴルフ人生を頑張ろうと思います。

 
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