ファンケルクラシックで2連覇を果たした羽川豊。テレビ解説で忙しいはずだが、一体いつ練習やラウンドをしているのだろう?。
かつて倉本昌弘、湯原信光らと、若手三羽烏としてツアー界を沸騰させた羽川も御年56歳。今はすっかりテレビ解説者として定着している印象だが、4年前にシニアツアーに参戦して、片手間ながら(?)3勝。他のプロのようにしゃかりきなイメージはないのに、3勝もしていた。
「イップスでツアーを去って、シニアに戻ってきた時、ほんとに嬉しかった。かつての仲間と昔話しながらゴルフやるのが楽しくてね。肩の力が抜けているのがよかったんでしょうね」と、羽川は淡々と話す。
昨年暮れにぎっくり腰になり、今年7月の試合中にそれが再発。2週間も動けず、ハリ、整体と苦労しているのだが、愚痴はいわない。
「若い時とは違いますよ。シニアにケガはつきもの。今、ラウンドは月イチかな。昔からお世話になっている霞ヶ関CCに、練習というより仕事での仲間とか、遊びの要素が多いですよ」
練習量より、イメトレで集中力をつける時間を大切にしている。それにTV解説で世界の一流プロのスウィングを目の当たりにしたのもイメトレに役立っているという。
もう1つの武器はドライバー。「左打ちはなかなかなくてね。4年前、奥田(靖己)さんに薦められたのがいっぺんで気に入りまして。それが昨年割れて今年2個目を使っています」。そのドライバーとはワークス(アルティマイザーV4)、スペックは1種類しかない代物だそうだ。
「ちょっと背筋を張って打つようにしたらよくなってね」と、次は2つ目の"オープン"(日本オープンは1981年勝利)、日本シニアオープンに挑む。
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