世界アマの舞台である軽井沢72ゴルフを設計したロバート・T・ジョーンズJr.が大会コースを訪れたが、その"変容"に少し驚いた様子だったという。
コース改造を終えた4カ月前の東C18H
というのも、大会開催の東・押立C18番ホール(大会では9番)がクラブハウス建て増しのため、ホール自体の距離が短くなったのだ。
ジョーンズの持論は「ゴルフ場は生きもの。改造は年月にそって、18ホールトータルとしての"流れ"と変化を考える」
その伝でいけば、この18番も「IP点からグリーンを狙うラインがしっかり見えなかった」という意見を聞いて、ジョーンズとしては損なわれた"流れ"が気に食わなかったのかも知れない。
軽井沢72がオープンした当時、日本初のオールベント、ワングリーンで、ティグラウンドもグリーンのようなメンテナンス。欧米の高級保養リゾートを髣髴とさせ、設計者ジョーンズの名前は一気に高まり、来場したゴルファーも感激したものだった。
来年の全米オープン開催コース、チェンバーズ・ベイの設計者でもあるジョーンズ。伝統あるコースで開催するのが常の全米オープンで、設計者が健在なのは史上初となる。
今や世界的巨匠となったジョーンズの日本の作品コース(軽井沢72も含め)に、一度は挑戦してみてはいかがだろう。
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