最大のライバル・韓国開催のアジア大会、勝みなみと日本の金メダルの可能性
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 9/30・10/7号
2014/9/23更新

最大のライバル・韓国開催のアジア大会
勝みなみと日本の金メダルの可能性

 9月19日から韓国・仁川で開幕するアジア大会。日本ゴルフは丸山茂樹(90年北京)、横尾要(94年広島)、近藤共弘(98年バンコク)、宮里藍(02年釜山)などが金メダルに輝いてきたが、近年は男女ともに韓国勢の独壇場。勝みなみが出場する今年、日本の金メダルの可能性は?

世界アマの悔しさをアジア大会でリベンジ(右から勝みなみ、岡山絵里、松原由美)

 松山英樹、堀奈津佳などが出場した前回の中国・広州でも、男女ともに個人・団体の金を韓国勢が独占した。その韓国勢はホームの今大会でも優勝候補。KOC(大韓体育会)はゴルフをテコンドーやアーチェリーともに「金メダル大量獲得種目」に選定しており、KGA(韓国ゴルフ協会)も「毎月20日間以上、合宿や遠征をしてきた」(KGA副会長)。特に8月からは試合会場となる仁川ドリームパークゴルフ場で練習を繰り返してきたという。

 ちなみに、埋立地に作られた同コースは、男子7030ヤード女子6499ヤードと短めで、難易度もさほど高くはないらしい。「だからこそ小さなミスが命取りになる。ショートゲームとパットの練習を繰り返している」(韓国女子代表キム・スンヒコーチ)。

 そんな韓国勢が最大のライバルと警戒しているのが日本だ。特に勝みなみの評価は高く、世界女子アマチュアチーム選手権で勝とラウンドした韓国女子のエース、イ・ソヨンも「彼女のショートゲームの上手さは、羨ましいほど」と語っていたほとだ。

「でも、アジア大会はチームワークの勝負でもある。個人も団体でも、日本は負けません」(イ・ソヨン)

 いずれにしても、韓国は女子団体4連覇に意欲的で、男子も金メダル獲得なら兵役免除という恩恵も受けるだけに、選手たちのモチベーションは非常に高い。日本はそんな韓国勢を打ち負かすことができるか──!?

 勝みなみら女子高生トリオの活躍に期待したい。

 
【関連記事】
2014/ 5/27 アマチュア宣言のみなみちゃん。今年はどんな試合に出られるの?
2014/ 5/27 みなみの“65”を見た藍も感心。「若いと怖いものがない」のはなぜ?
2014/ 2/17 今秋の世界アマ制覇へナショナルチームは"技術より体力"

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト