今週から米ツアーは佳境を迎え、アジアシリーズに突入。例年のように、先週のミヤギテレビ杯や今週の日本女子オープンとからめるように、宮里藍は時差がないアジアの試合を満喫するはずだった……。
今週中国で開かれるレインウッドから、アジア・メキシコを転戦するツアー終盤の7試合は、今年の賞金ランクに応じて出場枠が限定されるのだ。昨年実績でいうと、レインウッドに出られたのはランク81位までの選手。翌週のサイム・ダービーLPGAマレーシアが72人、翌々週のハナバンク選手権は78人といった具合だ。
「この一年は、シードを自力で取る事という、今までにない視点でゴルフをしたので戸惑いも沢山ありました」
と苦しいシーズンをブログで振り返った藍のランクは、ヨコハマタイヤ時点で83位。シード選手にもかかわらず、これらの試合への出場資格を逃した。望みは"アジア最終戦"のミズノクラシック。翌週の試合がメキシコ開催のため、毎年スキップする選手が多く、昨年は賞金ランク84位(※最終順位)まで出場することができた。
もっとも、仮に賞金シードがとれなくても、来年に関しては不安なし。過去5年間の優勝回数というカテゴリーにより、メジャー以外のほぼ全試合に出ることができる。
米ツアー出場の可能性を探る一方、藍は今季の日本ツアー参戦も視野に入れている。招待次第だが、スポンサーにとっては、大会の目玉となる藍の出場は願ったりかなったり。ミズノクラシックの前週、樋口久子森永レディスか、はたまた……。
本人には厳しい1年となったが、会える機会が増えるとなれば、日本のファンはやっぱりうれしい?
※データは9月22日現在
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