かつてキム・キョンテ(10年賞金王)、ベ・サンムン(11年賞金王)ら賞金王を輩出してきた"韓国勢"が、トップ杯東海クラッシックで久々に日本男子ツアーを席巻。1位から4位までを独占した。
東海クラシックで日本ツアー初優勝のS・H・キム
4位には韓国で"天才"と呼ばれるホ・インヘが入り、キム・ヒョンソンとファン・ジュンゴンが2位 タイに。優勝したのは、今季から日本ツアー本格参戦したキム・スンヒョグ(S・H・キム)だった。
実はキム・スンヒョグ。キム・キョンテやベ・サンムンと同じ86年生まれで、ジュニア時代からのライバル。高校2年時の03年にはキョンテとともに韓国代表で活躍し、3年時にはベ・サンムンとともにプロ転向し"注目ルーキー"と騒がれた。が、その後はこれといった成績を残せず、08年から兵役へ。10年に服役して復帰しても優勝とは縁が遠かった。
それが今年5月に韓国で行なわれた『SKテレコム・オープン』で、かつてのライバル・キョンテを下してプロ初優勝。その嬉しさのあまり、優勝会見では、"韓国ゴルフ界のファッショニスタ"と呼ばれるヤン・スジンと交際中であることも告白してしまうほどだった。(8月に破局報道)。
まさに、9年目にしてようやくブレイクした"韓国男子ゴルフ黄金世代"。その勢いのまま手にした日本での快挙に韓国でも拍手喝采で、スポーツ紙は「優勝から4位まで独占!!"韓国の宴の日"だ」と報じ、4人に使用ボールを提供するダンロップスポーツコリアも、「韓国の宴の日はスリクソンの日」という緊急キャンペーンを実施したほど。
今季は女子で目立つ韓国勢の活躍だが、男子の"韓流パワー"も侮れない。
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