新シーズンがスタートした米ツアー開幕戦フライズドットコムオープンで、松山英樹がいきなり優勝争いを演じ3位タイに入った。デビューイヤーの昨年も同大会で3位に食い込んでいるが、2年目の3位は前年の3位とはちょっと違う……。
昨シーズンは6月初旬メモリアルでの初優勝をピークに前半は順調だったが後半失速。本人的にも後半のもたつきが「納得いかない」としかめっ面だったが、開幕戦では少しは溜飲を下げた様子。
「ショットはラウンドを重ねるなかで良くなっている」と語り「あとはパッティングがなんとかなれば…」とツアー2勝目に意欲を見せた。思えば昨年のいま頃は、左手親指の付け根のケガが思うように回復せず、慣れない環境に体調を崩すなど万全ではなかった。しかし今年は「やりたいだけ練習できる」体が戻り持ち前の破壊力が復活しつつある。
特にマキロイやアダム・スコットが使用している三菱レイヨンのシャフト『クロカゲ』を差したニュードライバーの開幕戦の飛距離は、昨年比5ヤードアップの299・5ヤードという数字を叩き出した。
まだ1試合をこなしただけなのでこの数字がすべてではないが、フェアウェイキープ率は66・07%(21位)、パーオン率も77・78%(3位)と、本人がいうようにショットの調子はかなり上がっていると見てよさそうだ。
恐いもの知らずで突っ走った昨年、開幕戦の3位はフロックと見られても仕方なかった。だが今回の3位は誰が見ても納得、実力の証の3位。待望のツアー2勝目に繋がるトップ3入りだ。
「これから毎週、1年前と比べて自分がどう変化しているか探るのが楽しみ」という松山には"2年目のジンクス"は無縁のようだ。
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