女子プロ協会前会長の樋口久子が、平成26年度の文化功労者に選出。ゴルフ界では初の快挙となった。
文化功労者とは、文化の向上発達に関し、とくに功績が顕著な人物に贈られるのが文化功労者制度だ。51年から顕彰が始まったが、ゴルフ界はもとより、スポーツの分野から選ばれた例も少なくなく、過去には三船久蔵(柔道)、兵藤秀子(水泳)、川上哲治(野球)、古橋広之進(水泳)、長嶋茂雄、王貞治(ともに野球)、岡野俊一郎(サッカー)などがいる。
ゴルフ界初となった樋口の功績を紹介すると、1期生として67年にプロ合格。翌年から日本女子プロ7連覇、日本女子オープン4連覇など国内69勝を挙げ、海外でも77年に全米女子プロで日本人メジャー初優勝を飾った。03年には世界ゴルフ殿堂入りも果たしている。
選手としての国内外での活躍とともに、97年から11年まで女子プロ協会会長、以降も相談役として、長年にわたり若手育成や競技の普及に尽力。ブームを生むまでに女子ツアー人気を盛り上げた。
また、日本体育協会役員などを通じて、ゴルフに限らず日本のスポーツの普及・振興及び競技力の向上に多大な貢献をしたことも認められた。
07年の紫綬褒章受章に続く名誉ある表彰に、「このほど、文化功労者に選ばれましたこと、身に余る光栄でございます。これからもなお一層、ゴルフを通じ、スポーツ文化発展のため、尽力してまいりたいと存じます」と樋口。20年の東京五輪に向かって、69歳の奔走は止まらない。
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