週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ツイッターは災いの元？PGAオブ・アメリカの会長が
「お嬢ちゃん」発言で失脚

　PGA・オブ・アメリカの会長テッド・ビショップ氏がSNS上での不適切な書き込みを理由に会長職を解かれるというショッキングなニュースが飛び込んできた。

　PGAオブアメリカ会長といえば全米のプロゴルファー２万7000人の会員を率いる巨大組織の長。その彼がなぜ失脚に？ 　

　ことの発端は先頃出版されたイアン・ポールターの自伝『No Limits』だ。著書でポールターはトム・ワトソンとニック・ファルドのライダーカップにおける采配を批判したのだが、それにビショップ氏が噛みついた。 　

　ワトソンについてポールターは今年のライダーカップ２日目にK・ブラッドリーとP・ミケルソンを出場させなかったことを非難。ファルドに対してはもっと辛辣で、彼がキャプテンを務めた08年のライダーカップで、ガルシアのことを「役立たず」呼ばわりしたことを蒸し返し「ファルドは自分の姿を鏡で見る必要がある」と揶揄したのだ。

　新帝王・ワトソンはメジャー８勝、ファルドは同６勝に輝きサーの称号も持つゴルフ界の至宝。だからこそビショップ氏は黙っていられず「偉大な実績を持つ２人をポールターが批判だと？　それは本当か？　まるで女子高生の休み時間のおしゃべりみたいじゃないか。勘弁してくれ」とフェースブックで痛烈に批判した。さらにツイッターで「ファルドの実績と君とを比べてみては？　お嬢ちゃん（Lil Girl）」と＂決定打＂となる一文を本人に送りつけた。 　

『Lil Girl』がいけなかった。これが性差別主義者的発言と見なされ、即刻クビ。「もっと別の言い方をすれば良かった」とビショップ氏は反省しきりだが後の祭り。紳士のスポーツ＝ゴルフを通して社会貢献を目指すPGAオブ・アメリカの長の＂お嬢ちゃん発言は許 されざる失言。

　松山英樹との因縁もあるポールター（ルール問題をツイッターで指摘）だが、彼に触るとケガをする?!

　
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