最終戦を待たずに宮里藍の14年シーズンが終わった。出場人数が制限されるアジアシリーズ(全6試合)はフボンLPGA台湾選手権のみの出場。3試合を残しての終戦となった藍の今季を振り返る。
来年もよろしくお願いします
日本で唯一開催される米女子ツアーの公式戦ミズノクラシック、会場の近鉄賢島GCに藍の姿があった。
「ウェイティングの6番目だったので現地で繰り上がり出場のチャンスを待ったのですが……」
結果は直前に5人が繰り上がったが、藍までは順番が回ってこなかった。体調不良で上田桃子が出場を回避したが、日米で出場枠が異なるため、上田の代わりに繰り上がったのは藍ではなく比嘉真美子だった。
残るロレーナ・オチョア招待とツアー選手権はいずれも出場資格が厳しく参戦権はない。国内ツアーの推薦もないため、藍の今季はミズノの練習日で終了した。
今年はパッティングの不振により米ツアー本格参戦9年目にして初めてといえるほどの苦戦を強いられた。シーズンを通してトップ10はなく最高位はマラソンクラシックでの12位タイイ。賞金ランクは11月8日現在86位でトップ80に与えられる賞金シードを手放し
た。
救いは80位台が準シード扱いであること。これまでの実績を加味するとほぼすべての試合に出場できる。とはいえこれまで米ツアーの顔だったことを考えると本人、周囲、ファンのショックは大きい。
来るべきシーズンの巻き返しを誓い、例年より長いオフは日本とアメリカ半々で過ごしパットの修正に努めるという藍。まずはゆっくり休んで再起への英気を養ってほしい。
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