秋のビッグトーナメント、ダンロップフェニックス。松山英樹がホストプロとして、今季セガサミー以来顔を見せた。彼は一見アバウトな性格のようにも見えるが、ことギアに関しては職人としてのマニアックともいえるこだわりを持っていた。
まずドライバーは、小顔でフェースはやや左を向いていて、構えたときにボールがつかまるイメージが持てることが条件。意外なのはネック部分のこだわりだ。ほとんどのモデルはネックまで含めて同色に塗装されているが、彼のドライバーを見ると、ネックの真ん中あたりに数ミリの幅で塗装されていない部分が残されている。
理由は、金属の地肌が見える部分がないと「すんなり構えられない」のだという。
意外といえば、アイアンのグリップもまた意外だ。彼は日本人としては手もデカいほうだが、なのにグリップは細身が好みで、他のプロに比べても外径が小さい。ジュニアの頃に使ったグリップに慣れてしまったためで、「今でも、ちょっとでも太さを感じると違和感があって使えない」のだそうだ。アイアンに関しては、ダイナミックゴールドS400も絶対に譲れない。彼ほどのパワーならX100あたりと思いがちだが、高校3年のとき以来一貫してS400だ。自身は「感覚的なもの」というが、ダンロップスポーツのスタッフに"通訳"してもらうと、「たぶん重さしょう」という。
「X100はS400より硬いけれど重量はS400のほうが重い。しなりも感じたいのでしょうが、手元でクラブをコントロールする感覚を重視するとS400の重さが合っているということでしょうね」(担当者)
グリップにしても重さにしても、デリケートな感覚的こだわりが、あのキレのいいショットを生むのだろうが、それはウェッジにもいえること。彼はアマ時代から自分の打ち方に合わせてバウンスを削っていて、今では独自の"松山ソール"をつくり上げている。
そんな彼のこだわりを凝縮したウェッジ、クリーブランド「プレシジョンフォージド」が間もなく発売される。フェースのネック側が狭くないと開きにくいからと、鋳造モデルより2・8ミリだけ狭い形状になっているという。
使ったからといってすぐに彼のようなテクニックが身につくわけではないけれど、こだわりの一端を体感してみたい。
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