週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

もっと増えて欲しい
若者無料のゴルフ場

　ジュニアの台頭が著しいゴルフ界だが、一般の若者層にも広く浸透しているとはいえない。そんな現状を打破すべく、20歳にターゲットを絞った「ゴルマジ！ 20」。少しずつ若者ゴルファーに浸透し始めているようだ。

『ゴルマジ！20』は、全国の20歳を迎える男女を対象に、ゴルフ場での９ホールのプレーや、練習場での練習１時間の利用料金が無料になるキャンペーン。リクルートグループのじゃらんリサーチセンターが、ゴルフ人口減少を解決するために各ゴルフ業界団体と協力し、「ゴルフは未経験だが実施意向率が高い若年層」をターゲットにした。

　８月４日にスタートし、現在は北海道から沖縄まで全国98コースと練習場182カ所、計280施設が参画。これまでに延べ3104人（10月27日時点）が利用したという。 　

　また、ゴルフ場単独で取り組んでいるのがオータニにしきCC（兵庫）。11月?来年２月の平日、大学生限定で、まゆみコースのハーフプレーを3610円（通常4690円）に割り引く。 　

「ゴルフ人口が減り、今はリピート客の取り合いになっている。新規開拓と、学生でも打ちっ放しは経験ある方が多いというのもあった」（業務課長・土井康史氏）

　希望者にはスウィングをアドバイスし、チェックインからスタートまでの流れも教えるなど、コース未体験者を手厚くサポートする。そこで、大学に配布するポスターを前回の30校から53校に増やし、リベンジを狙う。 　

　若いプレーヤーが増えることは、本誌も含めゴルフ業界共通の願い。こうした試みが実を結ぶことを祈りたい。

　
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