初シード選手が9人も誕生し、すっかり顔ぶれが入れ替わった女子ツアー。一方で、2人の大物選手が賞金シードから姿を消した。
諸見里しのぶは今週のファイナルQTで来季出場権を取り返す
かつて6年連続賞金女王に輝いた不動裕理(38)だが、今季は賞金ランク52位に終わった。
不動は昨年まで17年連続で賞金シードを確保。これは、いずれも92年から08年にかけて肥後かおりと服部道子が打ち立てたのに並ぶ最長記録だ。今年もシード入りなら新記録樹立となったが、51位のファン・アルムとはわずか約35万円差で涙を飲んだ。
「年間を通じてパットに苦しんだ1年でした。出場した試合が少ないので、来年は試合数を増やします」と不動。永久シード選手のため、来シーズンもツアーに出場できる。今シーズンは19試合に終わった出場試合が増えれば、返り咲きも十分に可能だ。
諸見里しのぶは33試合に出るも、予選落ちが過半数の17。ベスト10入りは一度もなく、賞金ランク76位だった。
昨年も賞金シードから外れ、今季は09年の日本女子プロ優勝で得た5年シードを使ってのツアー出場。捲土重来を期したが、かなわなかった。
09年には6勝を挙げ、最終戦で横峯さくらに逆転されて賞金ランク2位に。通算9勝のうち日本女子オープン、日本女子プロ、サロンパスカップを制覇している。メジャー3勝は、永久シードや賞金女王クラスしか成し遂げていない偉業だ。
一方、初シードは鈴木愛(20)、香妻琴乃(22)、福田真未(22)、前田陽子(30)、ジョン・ヨンジュ(22)、藤田光里(20)、葭葉ルミ(21)、西山ゆかり(32)、下川めぐみ(31)の9人。20代前半が6人を占め、世代交代がいっそう進んだ。
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