大相撲九州場所で、「昭和の大横綱」こと大鵬に並ぶ史上最多の32度目の優勝を飾った横綱・白鵬。そして、女子ツアー新記録となる101試合連続予選通過を果たした横峯さくら。スポーツ界を代表するタフネス2人を支える食生活には共通点があった。
九州場所千秋楽の日、白鵬とさくらは“アベック優勝”
その共通点とは、杏林予防医学研究所の山田豊文所長が提唱する「ファスティング」。食生活を見直すことで、体質改善や解毒(デトックス)につながり、体を清めるという理論である。
具体的には「マゴワヤサシイ」を中心に摂取。マ(豆類)、ゴ(ゴマ)、ワ(ワカメ)、ヤ(野菜)、サ(魚)、シ(しいたけなどきのこ類)、イ(いも類)の頭文字を組み合わせたもので、これらの7品目にはビタミン、ミネラル、食物繊維などがたっぷり含まれている。
ダルビッシュ有、工藤公康、落合博満など野球をはじめとするスポーツ界や、EXILEのATSUSHIなど芸能界にも、山田氏から体調管理や食生活の指導を受ける著名人は多い。
白鵬も12年から山田氏のサポートを受け、一時の不振から脱出。昨年が6場所中4場所、今年は5場所で優勝するなど全盛期の強さを取り戻している。
さくらと山田氏とのつながりはもっと古く、7年前の本誌で山田氏が『上がり3ホールで差がつく食事メニュー』を紹介。さくらも「和食中心の食生活に変えて、確かに体調も良くなり疲れも感じません。(中略)一番うれしいのは、肌がきれいになったことです。ウフフ」とコメント。「疲れないし、プレッシャーを集中力に変えられるようになりました」と、さくらはその指導に心酔している。
栄養士をツアーに帯同し、「ファスティング」を実践するさくら。来年は米ツアー参戦を計画している。慣れないアメリカ生活では肉体的な疲労が重なるだろうが、「マゴワヤサシイ」の合言葉で乗り切るつもりだ。
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