今季5試合目のカシオで、初日トップ発進した横田真一。4年ぶりの優勝も見えるなか、本人は本業以外もお忙しいようで……。
パッティングも「4スタンス理論」で初日パット数24の好記録
横田といえば、ツアー通算2勝のプロゴルファー。だが近年はそれ以外の顔のほうが注目を集めている。
本誌で『今週のあ・うん』を連載中のほか、『あ・うんのゴルフ』(小社)をはじめ多数の著書を執筆。
身体の動かし方の特性に応じてスウィングを4タイプに分類する「4スタンス理論」を、都内に設けたスタジオで教える"指導者"としての一面もある。
そしてもうひとつの顔が“大学院生”。スウィングを研究するうち、順天堂大学の小林弘幸教授の理論に出合った。
「内臓や血管の機能をコントロールする自律神経は、交感神経(興奮)と副交感神経(リラックス)に分かれる。交感神経と副交感神経のバランスを上手にコントロールできれば、病気しない」
横田は、この理論をゴルフにも応用。10年のキヤノンオープンで、交感神経が高くなりすぎ、緊張して身体が硬くなるのを抑えることで、13年ぶりの優勝につなげた。
自身の経験もあり、昨年春から順天堂大学大学院医学研究科に通学。修士課程2年目の現在は、提出締め切りを12月15日に控えた修士課程論文執筆のまっただ中だ。
論文のテーマは「プロゴルファーにおける自律神経とパフォーマンスの関係」。ツアープロ57人の協力を得てデータを収集。その結果、「交感神経と副交感神経を合わせたトータルパワーが高いと飛距離が出る」という相関関係が見られたという。
論文を提出し、修士課程修了となれば、来年1月15日には博士課程を受験。合格して修了すれば、晴れて横田真一“医学博士”の誕生となる。
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