“女高男低”の時代にあって孤軍奮闘したのが、米ツアー本格参戦1年目にして見事1勝を挙げた松山英樹だ。
帝王ニクラス主宰の準メジャー、メモリアルトーナメントで優勝する以前も「あのゆっくりテークバックする選手、いいよね」とアメリカで注目されてはいたが、優勝で一気に知名度が上がり、日本勢としてはじめてタイガーがホストを務めるオフのビッグイベント、ヒーローワールドチャレンジ(12月4~7日)へ大抜擢された。
メジャーチャンプが出場者リストに名を連ね、世界ランクにも加算される超エリートフィールドに出場するということは松山が一流と認められた証拠。ツアーでも一目置かれる存在に成長した。
本格参戦1年目をざっと振り返ると獲得賞金は3億円強でランク27位。トップ30のみに出場が許される最終戦にも出場しフェデックスランク22位に入っている。
平均スコアは70.083で部門別ランキング20位。平均バーディ奪取率は3.89で全体の10位。パー5をバーディ以上のスコアで上がった確率は49.19%で7位など、スコアメイクに長けていることを証明する数字がズラリ。
唯一気になるのはパットのゲームに対する貢献度を示すストロークゲインドパッティングがマイナス0.393で156位だということ。アメリカ1年目はグリーン上での苦戦が目立ったようだ。
軽く振って300ヤードは当たり前のパワーゲームの世界。次から次へと有望な若手が現れ、層が厚くなる米ツアーにあって期待通りの成績を積み重ねるのは容易なことではない。そんななかトップ30以内を確保した彼の実力はやはり本物というべきだろう。
だが本人はデビューイヤーを総括して「前半はまあまあだったけれど、優勝した後は上位争いに絡めずダメだった」と達成感以上に悔しさをあらわにする。自らに対する期待値は我々が思うよりも高いということ。それもこれもすべては「メジャーに勝つつもりでゴルフと向き合ってきた」から。来年こそ日本勢悲願のレギュラーツアー男子初メジャーチャンプ誕生に注目。
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