13年のゴルフ界のトップニュースと言えば、松山英樹の怪物ぶりが筆頭に挙がるのは誰の異存もないところだろう。ルーキー賞金王、年間最多勝(4勝)、海外メジャーでの活躍、米ツアーのシード獲得など数え上げればきりがない。そんな松山の14年はどのようになるだろうか。
13年度最後の世界ランクで松山は23位。これで14年のマスターズ出場が確定した。プロ宣言が国内開幕戦ギリギリの4月になったのは、アマチュアとしてマスターズに招待される可能性を期待していたからだという観測もあった。しかし、その目論見は外れ、憂さを晴らすかのように、全米オープン10位タイ、全英オープン6位タイと大健闘。さらに全米プロで19位タイに食い込み米ツアーのシードを確定させた。大舞台にめっぽう強い松山が、14年は4大メジャーすべてに出られる。
米ツアーの14年シーズンはすでに10月に開幕し、松山はすでに3試合に出場。部門別のデータを見ると、ドライバー飛距離が317.8ヤードで1位となっているほか、平均スコアも69.822と好成績。12月の試合をすべてキャンセルした原因となった左手首痛の状態が気になるが、年明けすぐのソニーオープンinハワイから米ツアーに本格復帰する予定だ。同大会はアマチュア時代の11年から3年連続で出場しているが、3回とも予選落ちを喫している鬼門。ここをどう克服するかで、14年の先行きが見えそうだ。
松山、そして石川遼が抜ける日本ツアーには次のスター出現が待たれる。先日のタイランド選手権で4位タイに食い込んだ河野祐輝(25)や、パナソニックオープンで初優勝を飾った川村昌弘(20)らに期待が集まるが……、11年目の初Vで涙した宮里優作の〝覚
醒〟をファンはいちばん期待している!?
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