13年のゴルフクラブ店頭販売数は、ドライバーがほぼ前年並みだったのに対し、FWとUTは、約1・2倍と大きく増加した。その牽引役となったのは?
右表のとおり、「全体的にクラブが売れた1年でした」(市場調査会社のGfKジャパン広報)。減少傾向にあったゴルフクラブ市場にとって、13年は明るい年だったようだ。
ゴルフギア研究家の児山和弘氏によると、「市場拡大の牽引役となったのは、2月に発売されたキャロウェイ『Xホット』FWでしょう」。〝300ヤード飛ぶスプーン〟という衝撃的なプロモーションがハマり、発売直後から販売数1位を長期間キープした。「12年にテーラーメイド『ロケットボールズ』FWが大ヒットして〝飛ぶスプーン〟のニーズが一気に高まりました。
13年には各メーカーから飛び性能をウリにしたモデルが続々登場しFW市場の拡大につながったんだと思います」(同)。
UTでも「ロケットボールズステージ2」や「Xホット」など、FWで人気のモデルが多く販売されており、ここ2年の〝飛ぶスプーン〟人気がUTにも飛び火した模様。
これまでクラブメーカーは、まずはドライバー、それからアイアンに力を入れるのが普通だった。しかし、13年の市場動向から考えると、それ以外のギアでニーズの掘り起こしが進みそうな予感がする。ウェッジやパターなどから「Xホット」のようなヒット作が出るか!?
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