ゴルフ場運営大手のアコーディア・ゴルフが1月から本格的なジュニア支援に乗り出した。地域によって温度差のあるジュニア支援、ほかにどんなものがある?
アコーディアの支援プログラム「アコーディア・キッズ」は、登録したジュニアが全国129のゴルフ場で春・夏休みなどの期間中の14 時以降なら1000円、16時以降は無料でラウンドできるというもの。また全国24の直営練習場でも500円で60分打ち放題となる。
「ゴルフが五輪の種目に採用されてジュニアのゴルフ熱が高まると考え、全国的にジュニア応援をしていくことにしました」(同社広報担当)
同じく大手のPGMは、多くの子どもたちにゴルフの楽しさを知ってもらう無料の育成プログラム「PGMジュニアズ」を実施しており、ゴルフを体験したことのない子どもたち向けの1日体験や、ゴルフ場近隣の小・中・高校を対象にしたゴルフを体験する学校プログラムなどがある。
「料金割引などは個々のゴルフ場の実情に合わせてやっています」(同社広報担当)。
グループ企業以外では、各地域のゴルフ協会がジュニア支援の情報を取りまとめていることが多い。ジュニア出身のプロを多く輩出している熊本県ゴルフ協会では、ホームページにジュニアに開放するゴルフ場16コースと個々のサービスを紹介している。香川県の屋島CCでは「春・夏・冬休みはジュニアは無料、同伴の父兄はメンバー料金でラウンドできるようにしています」(同CC理事の森茂幸氏)など、内容は地域やコースによってさまざまだ。
また、丸山茂樹プロのホームコース、58GC(栃木)では、丸山自身、ジュニア時代にゴルフ場探しで苦労した体験から、ジュニアに平日無料(土日5800円)というサービスを行っている。
次代を担うジュニア育成が急務なことはゴルフ界の共通認識。最大手アコーディアの決定で、支援に拍車がかかることを期待したい。
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