日本プロゴルフ協会(PGA)が、プロ受験資格のオープン化を発表。つまり、「誰でもプロテストを受けられる」ようになったわけだが、具体的にどうやったらプロになれるの?
資格認証プロテスト①とティーチングプロ②の2種類の資格を取得するには、①は「顕著なアマチュア実績」、②はゴルフ業界においての数年の研修等」という〝過去の実績〟がいずれも必要だった。だから、いくら腕自慢でも、上手いだけでは受験することはできなかった。
「ゴルフを普及させるためにはもっとオープンでなければ」。PGAはそう考え、必要な受験資格を変更。「受験年度の年齢を満たす」だけとし、①は16歳以上、②は20歳以上の男性なら誰でも受験できるようにした。これで、HCもベストスコアも問われない、誰でも受けられる身近な資格となったというわけ。
テストの過程は、①②ともまず書類申請(受験料5000円)し、不備がなければ、①はプレ予選(同5万円)に進む。腕前はここで初めて問われることになる。成績次第で1次、2次、最終と実技が続く(毎回同7万円)。最終テストで50位タイまでに入れば、面接やルールテストなどのセミナーを経て、晴れてプロになれる。
②は書類審査の後、36ホールで158ストローク以内という実技審査と1年間の講習会(6期、計24~30日)、入会セミナー受講(同58万円)を経て、資格獲得となる。①②とも、詳細な日程は改めて発表される予定。仮に合格しても、入会登録しなければアマ資格は失わない。
長年トップアマとして活躍してきた田村尚之は、シニアツアー出場を目標に昨年、ひと足早く受験してプロになったが、我こそはと思う〝玄人はだし〟は挑戦してみては。
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