第1回日本スピードゴルフ選手権が、1月28日に茨城県の利根パークゴルフ場で開催される。打数とプレー時間を基に競うこの〝スピードゴルフ〟という競技、いったいどんなものなのだろうか。
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クラブは7本まで使えるが、小型で軽いバッグに4、5本入れて走る人が多い
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スピードゴルフは、スピードとスコアの両方を競うアメリカ生まれのスポーツ。2000年ごろには米国内でいくつかの試合が開催されるよういなったというが、日本では、今回が初めての試みだ。
ルールは至って簡単。プレーにかかった時間を1分1打で換算し、通常の打数に時間分の打数を足した合計スコアを競うというもの。
日本スピードゴルフ協会の事務局によれば、「最近ブームになっているランニングとゴルフを足したこの競技を、新たなゴルフの楽しみ方として普及を目指しています。プレータイムは9ホールで30分強、18ホールで1時間強程度を想定していますが、先日行われた予行演習では、9ホールを26分20秒で回った方もいらっしゃいました。クラブは最高7本まで使用できますが、実際は4~5本の方が多いですね」とのこと。
9ホールで行われた予行演習の参加者は、「細かいことを考える時間がないので、自分の体が覚えた本当の技術が出て面白かったですね。普段はハーフ40前後で回るのですが、この日は9オーバーの45、タイムは40分45秒ですから、スコアは85・45でした。集中しにくいパッティングでスコアを崩しましたが、ショットを曲げると時間がかかるのでフェアウェイキープを優先した結果、5ホールでパーオンするなど、意外にまとまって驚きました。この感覚で普段もプレーできたらスコアもよくなりそうです」と、満足げだった。
ゴルフに〝走る〟という要素を組み込んだこの競技、アスリート志向のゴルファーの新たな楽しみ方として広まるか──。
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